朗報:モンサント(現バイエル)の農薬ラウンドアップ(グリホサート)の米国政府による再承認は違法だとして再評価を命じる判決が出た!
バイエルによる攻勢が続き、裁判は続々とバイエル側が勝ち続け、EUまでもがグリホサート使用再承認に向けて、毒性を検証した研究を排除するなど、ラウンドアップ復権に向けて着々と進みかけていたところに、米国連邦第9巡回区控訴裁判所が待ったをかけた。 “米国政府のラウンドアップ(グリホサート)安全宣言は違法” の続きを読む
人造肉推進議連発足、進めてはいけない
国会が閉幕。戦争が続き、食料危機、気候危機、生物絶滅危機という多重危機が進行する中で、果たして国会はその抜本的な対策を立てたのだろうか? 「みどりの食料システム戦略」を打ち出した、というがもう色が薄れてしまっている印象なのは僕だけだろうか? 今、農業資材価格が沸騰している。特に慣行農業を続ける少なからぬ農家が離農も検討せざるをえない、日本の食の危機が目の前にある。果たして国会はその十分な対応を検討したのか? その一方で問題ある動きは加速する。
13日、「細胞農業によるサステナブル社会推進議員連盟」が自民党有志によって設立された。甘利明議員や松野博一内閣官房長官が共同代表。今年中に法案や提言を作って推進するという。 “人造肉推進議連発足、進めてはいけない” の続きを読む
アマゾンを破壊する公的資金
世界でもっとも生物多様性に富むアマゾン、セラード地域の破壊が急ピッチで進む。それに油を注いでいるのは私たちの年金を含む世界の金。油が注ぎ込まれ続ければアマゾンの森林は燃え尽きてしまう。今、その投融資に待ったをかけようという声が世界で高まっている。 “アマゾンを破壊する公的資金” の続きを読む
生活を破壊する年金のあり方をどう変えるか?
アマゾン破壊のスピードが加速し、止まらない。その理由の1つはその破壊を支える資金が世界中から流れ込み続けているためだ。その主要な資金源が年金であり、その中で日本が占める割合は実は大きい。 “生活を破壊する年金のあり方をどう変えるか?” の続きを読む
農薬企業によるFAOの乗っ取り
現在、深刻化しつつある食料危機だが、偶発的なものではまったくない。この間の危険な動きが不可避にしたものだ。問題の根源からしっかり対抗する動きを作らなければ、今後さらに破局的になるだろう。この間の流れを理解することが決定的に重要になる。 “農薬企業によるFAOの乗っ取り” の続きを読む
遺伝子組み換えユーカリ反対国際署名
「緑の砂漠」という言葉がある。ブラジルではユーカリの植林をそのように呼ぶ。本来、世界でもっとも生物多様性に富む自然にユーカリ大規模植林を持ち込むとそこで生きられる生物の種類や数が激減する。そして水も奪われ、その地域で生きられる人の数も減少し、外見だけは緑だが、その現実は砂漠以外の何ものでもない、というものなのだ。 “遺伝子組み換えユーカリ反対国際署名” の続きを読む
国会閉会前に緊急の食料政策を!
国会の会期が終わりに近づいてきた。だけど、何を決めたのか? この世界の多重危機の同時進行の時に政治が果たす役割はとても大きい。でもそれが伝わってこない。
このまま行けば何が起こるか? 食料高騰、収入減る一方の人びとの中で栄養不良状態が深刻化、さらには日本列島の人びとを支える農業が崩壊する大規模な離農が止まらなくなる。それにさらに深刻化する自然災害や感染症が追い打ちするかもしれない。 “国会閉会前に緊急の食料政策を!” の続きを読む
「ゲノム編集」無規制の世界化が目指すゴールとは?
「ゲノム編集」食品を無規制に流通させていい、という方針は米国が作り出し、日本が追従したものだが、肝心の米国がずっこけてしまったので、日本の突出振りが目立つ結果となってしまっていたが、ここに来て、世界で急に「ゲノム編集」食品の規制突破の動きが本格化している。安全性が確かめられたからとかではなく、突出している国の好きにさせてはならないとばかりに遅れちゃまずい、という馬鹿な競争がその原因だ。 “「ゲノム編集」無規制の世界化が目指すゴールとは?” の続きを読む