コスタリカの種子を守る闘い

 「自由貿易協定」の本質が何にあるか、はっきりわかる。その本質とは多国籍企業による生産の「支配」。
 コスタリカの新たな苦悩は2004年5月に調印された「米国・中米・ドミニカ共和国自由貿易協定」に始まる。この自由貿易協定によってコスタリカは2009年UPOV1991年条約加盟国となる。この条約は人びとの種子の権利を損なう。 “コスタリカの種子を守る闘い” の続きを読む

ブラジルでの遺伝子組み換えサトウキビ承認プロセスの問題性

 ブラジルが遺伝子組み換えサトウキビを承認したことについて、その危険性について6月10日に少し書いた
 この承認、やはりプロセスにおいても相当大きな問題を含んだものであったことがはっきりしてきた。 “ブラジルでの遺伝子組み換えサトウキビ承認プロセスの問題性” の続きを読む

COP21で問われているもの

 マスコミではCOP21での攻防はいまだに先進国対発展途上国の利害対立であるかのように語られる。古い常套句を繰り返している。しかし、その対立だけで見ていれば重要な問題を見落としてしまう。それは何かといえば、この気候変動を起こしている当の主役である多国籍企業の動きだ。 “COP21で問われているもの” の続きを読む