現在の種苗法、なかなかわかりにくい法律です(種苗法条文)。そうなったことにはわけがあります。 “なし崩し的な種苗法改悪は許されない” の続きを読む
民間企業のために廃止した種子法、民間企業は動かず
台風によって広域で深刻な水害が起きた。多くの水田が洪水にまみれた。収穫が終わる前であれば来年の種籾が流されてしまったかもしれない。
種子法が廃止されて1年半が経つ。農水省は2017年11月に次官名で通知を出し、都道府県は民間企業が参入が進むまでは種子事業を継続し、民間企業に自治体が持つ知見を移譲せよ、としている。それはどれくらい進んだのか? “民間企業のために廃止した種子法、民間企業は動かず” の続きを読む
知らない間にゲノム編集の種子を買ってしまう危険
10月1日、厚労省がゲノム編集食品の届け出の受付を始めたが、10月9日、農水省もゲノム編集技術による生物(つまり農作物、家畜、魚、昆虫、微生物含む)の届け出を受付開始(1)。 “知らない間にゲノム編集の種子を買ってしまう危険” の続きを読む
ゲノム編集食品を避けるための民間認証制度?
来週火曜日からゲノム編集食品(=ゲノム破壊食品)が解禁され、一切表示されずに流通できるようになる。
いよいよ4大遺伝子組み換えメジャーのコルテバ・アグリサイエンス(元ダウ・デュポン)がゲノム破壊トウモロコシを日本向けに輸出するために届け出を年内にするという。バイエル(モンサント)も続々と出してくるだろう。表示も規制もないのだから。行き詰まりを見せていた遺伝子組み換え企業が突破口をつかもうとしている。同時に日本の遺伝子組み換え食品表示も骨抜きに変えられようとしている。 “ゲノム編集食品を避けるための民間認証制度?” の続きを読む
種子の知的所有権・特許をめぐる争い
世界での種子をめぐる動きが目まぐるしい。
1つの動きはこの種子を企業の独占物にしようという動きだ。TPPはこの知的所有権を強化し、農民の種子の権利を奪う条項を持っている。そして年内にも成立するかもしれないと言われているアジア地域の地域包括的経済連携RCEPが進む中で、アジア地域の種子の権利が奪われ始めている。 “種子の知的所有権・特許をめぐる争い” の続きを読む
再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない
相次ぐ裁判や規制の強化で窮地に陥るモンサント・バイエルを救済する通称「モンサント法」が今後、世界各国で続々と再び出てくる可能性がひじょうに高い。 “再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない” の続きを読む
迫る種苗法改悪。農水省の検討会
種子法が廃止されて1年数ヶ月が経とうとしている。日本政府は種子法廃止にも飽き足らず、もう1つの種子に関する法律である種苗法の改悪に向けた作業を進めている。すでに農水省は省令によって種苗法の実質的運用を変えた。しかし、自民党はそれでは十分ではないとして、種苗法を20年ぶりに改訂する必要を昨年から指摘し始めた。それが今後出てくることがほぼ確実である。 “迫る種苗法改悪。農水省の検討会” の続きを読む
政府を呑み込むゲノム編集、遺伝子組み換え企業
農水省のゲノム編集に関するパブリックコメントの件、大きな勘違いをしていた。農水省の骨子は僕が考えていたよりもずっとひどいものだったということになる。 “政府を呑み込むゲノム編集、遺伝子組み換え企業” の続きを読む