枯れ葉剤2,4-D耐性のコットン栽培、来年開始?

ベトナム戦争での枯れ葉剤散布 USAF – National Museum of the U.S. Air Force photo 071002-F-1234P-022
 ついにベトナム戦争で使われた枯れ葉剤の主成分2,4-Dに耐性のあるダウ・ケミカルの遺伝子組み換えコットンの栽培が来年から始まる可能性が高くなった。 “枯れ葉剤2,4-D耐性のコットン栽培、来年開始?” の続きを読む

ラウンドアップと急性骨髄性白血病

 モンサントの農薬ラウンドアップ(主成分グリホサート)が急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia、AML)との関連が米国政府の研究で発表され、大きな衝撃が生まれている。発表したのはAgricultural Health Study(AHS)で、米国の国立ガン研究所、国立環境健康科学研究所、環境保護庁、国立職業安全健康研究所の共同プロジェクト。AMLは急速に発達するガンであり、5年の生存確率は27%。 “ラウンドアップと急性骨髄性白血病” の続きを読む

食事を介したグリホサート曝露の増加:日本のメディアが報道

 日本のメインストリームのメディアでは報道されることが稀であるグリホサートの問題だけど、今、世界中が騒いでいる。
 その1つが日経メディカルの記事で紹介された。

米国で食事を介した除草剤曝露が増加
カリフォルニアのコホートでグリホサートの尿中排出量が増加
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日本政府、またジカンバ耐性遺伝子組み換えの承認へ

 また日本はジカンバ耐性遺伝子組み換え大豆を追加承認しようとしている。このジカンバをめぐり、米国ではReuterが特集を組み、New York Timesなどのメディアもその甚大な被害やその訴訟について報道しているというのに、たぶん、日本のマスメディアは完全に黙殺だろう。 “日本政府、またジカンバ耐性遺伝子組み換えの承認へ” の続きを読む

遺伝子組み換え技術規制に向かう中国

中国の北京で遺伝子組み換えとモンサント開発の除草剤グリホサートの使用により引き起こされているグローバルな被害についての国際会議が開かれ、中国、台湾、米国、ロシア、英国、フランス、デンマーク、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジルとペルーからの関係者が集まった。 “遺伝子組み換え技術規制に向かう中国” の続きを読む

日本の遺伝子組み換え承認行政の問題点

本日今年度第4回生物多様性影響評価検討会が農水省であり、傍聴してきた。

その感想を書いておこうと思うのだが、まず、昨年11月22日に行われた第2回生物多様性影響評価検討会 総合検討会の様子について以前書いたものを載せておく(少し編集済み)。 “日本の遺伝子組み換え承認行政の問題点” の続きを読む