今、ケニアで起きていることを見れば、日本で起きていることの本質を理解できる、そして何をすべきかも見えてくるのではないか?
ケニアでは農家が持つタネに代わり、遺伝子組み換え種子を買わされる制度へと変えられようとしている。ケニアの人びとはそれとどう闘っているか見てみよう。 “ケニアの種苗法改正:タネを守ることの意味” の続きを読む
相次ぐ「ゲノム編集」解禁の動きと対抗策
インドは「ゲノム編集」食品(ただし植物のみ)の緩和を決めた。しかも、外来からの遺伝子も塩基も挿入しないSDN-1だけでなく、数塩基を挿入するSDN-2についても認めるという。この決定は科学的な根拠に基づかず、無責任なものだという非難があがっている(1)。
インドだけではない。アフリカでも「ゲノム編集」作物の緩和圧力がかけられている(2)。ヨーロッパで「ゲノム編集」卵が、米国で「ゲノム編集」牛が出てこようとしている。そして中国は世界のトップの「ゲノム編集」農業特許を保有している。「ゲノム編集」生物には従来の遺伝子組み換え生物でも生まれないリスクが起こりうる。その実証は一切せずにバイバスして議会や市民・農民との協議もなく、いきなり栽培開始、市場流通させるというのはあらゆる意味で反科学であり、反民主主義であり、許されていいものではない。 “相次ぐ「ゲノム編集」解禁の動きと対抗策” の続きを読む
「ゲノム編集」は品種改良にあらず
暑さに強いという体毛の短い「ゲノム編集」牛が2年後に市場に出てこようとしている(1)。さらに中国の華中農業大学は背骨のない「ゲノム編集」魚を作ることに成功とか(2)。骨を抜かなくていい、って、それはもはや生命への冒瀆としか思えないのだけど、商品化はされるのだろうか? “「ゲノム編集」は品種改良にあらず” の続きを読む
米国の学校給食にGMOバーガー、Impossible Burger?
米国の学校給食が大変! 米国の食を変えるために奮闘しているゼン・ハニーカットさんのMoms Across America(MAA)からの情報によると、あのGMOバーガーとも言うべきImpossible Burgerが米国の学校給食に入ってくるかもしれない(1)。MAAは反対運動を開始。 “米国の学校給食にGMOバーガー、Impossible Burger?” の続きを読む
モンサント/バイエルの特許権の主張、アルゼンチン裁判所は却下
またもや朗報 アルゼンチンのブエノスアイレス市民事商事連邦裁判所はバイエル(モンサント)の種子での特許の主張を却下した(1)。 “モンサント/バイエルの特許権の主張、アルゼンチン裁判所は却下” の続きを読む
ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州政府は「ゲノム編集」作物栽培禁止
朗報 ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州政府はGMOフリー(遺伝子組み換え作物の栽培を許さない)政策の継続を確認し、その対象は従来の遺伝子組み換え作物に留まらず、「ゲノム編集」を含むものとした。「ゲノム編集」作物には従来の遺伝子組み換え作物と同じルールが適用される(1)。 “ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州政府は「ゲノム編集」作物栽培禁止” の続きを読む
国会での追及:みどりの食料システム戦略
昨日、参議院地方創生及び消費者問題に関する特別委員会でのやり取り、今後に関わることがあると思うので、メモしておきます(正確な文字起こしではありません、ビデオでお確かめを)。
質疑に立ったのは川田龍平参議院議員。 “国会での追及:みどりの食料システム戦略” の続きを読む
毒の同盟CropLifeが国連を握る?
最近、食料システムという言葉がやたらと出てくる。本来、地域社会を支える食のシステムが大なり小なり世界にはあって、政府もそれを前提にしていた。それをインターネットをバックボーンに農業をデジタル化して種苗から生産、流通まで多国籍企業が国境を越えて握る仕組みができた。これを新しい食料システムとして世界に導入を図っていく。それを進める勢力の核となるのがCropLifeという遺伝子組み換え企業とその周辺企業のロビー団体なのだけど、この団体は国連FAOを丸め込み、パートナー契約をして、今後の世界の農業政策に影響を与えようとしている。
でも、世界はCropLifeにどう対応しているかをみてみよう。 “毒の同盟CropLifeが国連を握る?” の続きを読む